分野を越えて挑み続ける。<br>社会課題の最前線で広がるキャリア

Works / People

分野を越えて挑み続ける。
社会課題の最前線で
広がるキャリア

海洋事業部 海洋船舶チーム 准チームリーダー

野本 圭介

Keisuke Nomoto

Profile

筑波大学理工学群卒業。日本財団では幅広い部署を経験し、パラリンピック関連団体の立ち上げや子ども第三の居場所事業などの事業部門に加え、管理部門での組織運営まで携わってきた。就活では“課題解決”を軸に、コンサルと日本財団の選択で葛藤し、日本財団を選択。趣味は学生時代から続けるオリエンテーリングと、クラフトビール巡り

入会後のキャリアステップ

2015

4月入会

2015

6月、日本財団パラスポーツサポートセンターに出向

入会直後4月から東京2020パラリンピックに向けた外部団体の立ち上げに参画。団体の正式発足に伴い出向。

2015

10月〜 総務部 企画チームに異動

全体予算編成やオフィス改装など、組織運営の業務に従事

2018

企画チームが経営企画広報部の所掌となり同部に異動

ソーシャル・イノベーション推進のための各種プロジェクトの立ち上げに関わる(渋谷区との共同プロジェクトなど)

2019

経営企画広報部 子どもサポートチームに異動・人材開発チーム兼務

子供の第三の居場所づくりに参画 / 人材開発チームの設立にも携わり、兼務。海外留学制度などを立ち上げる他、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急支援業務、HEROsプロジェクトなど、同部が所掌する様々なプロジェクトに参画

2023

6月〜 海洋事業部 海洋船舶チームに異動

准チームリーダーを務める。船舶や海洋開発分野における技術開発関連のプロジェクトをリード

私の仕事

さまざまな分野を渡り歩くからこそ、見えるものがある

私のキャリアには、東京2020パラリンピックに向けた外部団体の立ち上げ、子どもの居場所づくり、パラアリーナのコロナ緊急運用、職員の人材開発、管理部門での予算編成業務など、幅広い分野での異動・経験があります。分野ごとに必要な知識や関わる相手は大きく異なりますが、その分だけ視野が一気に広がります。国・自治体・企業・NPO、それぞれがどんな立場で何を重んじているのかが肌感覚で分かるようになり、事業をつくるときの「先回り思考」が自然に身につきました。また、日本財団は公益法人として法的な要件も多く、形式と実態を両立させる判断軸も鍛えられます。さまざまな部署の業務を経験することで、俯瞰した視点で社会課題に向き合える力が確実に育つと感じています。


日本財団パラアリーナ(左)とプレハブ・大型テント(右)

海洋事業部で「技術 × 社会課題」の最前線に挑む

現在所属する海洋事業部は、日本財団の半分以上の予算を担う大きな部門です。海洋船舶チームでは、造船関連事業への低利融資、業界団体の支援協調、海洋ごみ対策、国際機関や世界中の大学等と連携した人材育成など幅広いテーマを扱っています。中でも今力を入れているのが「無人運航船プロジェクト」。船の自律運航を日本発で実現しようという挑戦的な取り組みです。技術的には可能でも、法律や国際ルール、安全基準など課題は多く、国土交通省や海上保安庁、国際海事機関(IMO)とも連携しながら議論を進めています。少子高齢化による船員不足、ヒューマンエラーによる事故の多さなど、社会課題としての重要性も高く、国内外の多くのステークホルダーと協力しながら進めている大規模プロジェクトで、日本の造船・海運が再び飛躍するチャンスをつくる仕事に、最前線で関わっています。


コンテナ船みかげ

イノベーションを生み出し、社会をプラスに変えていく面白さ

海洋事業部で感じている最大の面白さは、「イノベーションを直接動かしている」実感です。日本財団をはじめ行政やNPOによる社会課題解決のアプローチは、マイナスをゼロに戻す支援が多い一方、海洋分野では技術を使って社会を”プラス”に押し上げるような取り組みが多く、また違う手応えがあります。企業との連携も多く、国際競争の中で戦う民間企業のスピード感や発想に触れられる刺激があります。

さらに、海洋分野は日本財団にとって歴史的に関わりの深い領域で、関連業界や国土交通省とも連携しながら取り組みやすい環境があります。少子高齢化による船員不足や昨今改めて注目が集まっている造船業の課題など、社会背景と密接につながっており、自律運航や脱炭素化のような新しい技術が大きな可能性を持ち得ることを感じています。こうした前例のないテーマに挑みながら、技術と制度の間に道をつくっていく、その過程が今の仕事の面白さです。

私から見た、日本財団

 実験的な挑戦を、日本で一番しやすい環境

日本財団の強みは、この規模で豊富な予算を持ち、公益法人としての信頼と実績を背景に“新しい取り組み”に挑戦しやすい点だと感じています。自治体、特に市町村と話していると、たとえ何百億円の予算があっても、実際に自由に使えるのはごく一部で、法律や紐付き予算に縛られて新しいことをしづらい現状があります。国も同様で、自由度の高い予算で実験的な事業を行うことは難しい。一方、日本財団は、信頼・ネットワーク・予算の三拍子がそろっているため、社会課題に対してスピード感をもってモデルづくりに挑める。そういう意味で、ここまで実験的な活動がしやすい組織は貴重な存在だと実感しています。

就職活動中の方へのメッセージ

幅広い分野に興味がある人ほど、日本財団を楽しめる

日本財団は本当に多様なプロジェクトに挑戦できる面白い組織です。ただ、例えば「子ども分野だけを深掘りしたい」、「特定領域だけでキャリアを築きたい」という人には、他の道の方が向いているかもしれません。一方で、「子ども分野にも関心があるけど、他の分野も学びたい」「複数領域を横断しながら仕事がしたい」という人には、とてもハッピーな環境だと思います。異動してもこれまでのネットワークや経験が新しい部署で活きる場面は多く、分野を超えて関係がつながっていくのも魅力です。また、最前線に立つ研究者や専門家と議論できる機会がある一方で、その分しっかり理解して繋ぐ力が求められます。ジェネラリストでも専門性が育つ場所なので、幅広い興味を持つ人にはぜひ挑戦してほしいです。

幅広い分野に興味がある人ほど、日本財団を楽しめる