潤沢な財源と先代が培ってきた人脈。<br>歴史を基盤としたネットワークが<br>社会を動かす

Works / People

潤沢な財源と
先代が培ってきた人脈。
歴史を基盤とした
ネットワークが
社会を動かす

公益事業部 国内事業審査チーム チームリーダー

枡方 瑞恵

Mizue Masukata

Profile

上智大学文学部教育学科卒業。学生時代に日本財団でインターンを経験。入会以来、国内の社会福祉領域分野に長く在籍しながら、「にっぽん文楽」や「いろはにほん」など多様なプロジェクトの担当を歴任。現在管理職として8名の部下をもつ。プライベートでは2児の母。育休中に社会人大学院に入学するなど、仕事と家庭を両立しながら挑戦・進化を続ける。

入会後のキャリアステップ

2008

4月入会 公益事業部 国内事業開発チームに配属

放課後の子どもの学習や生活支援事業を中心に担当。東日本大震災を契機に、文化財の復興を目的とした12億円の基金立ち上げと運営に従事。「にっぽん文楽」や「いろはにほん」などの文化事業の企画立案を行う。

2016

9月、第1子出産・産休・育休

2017

4月、総務部 エグゼクティブコミュニケーションチームに配属

会長の海外広報に携わる

2018

6月、公益事業部 国内事業開発チーム配属

不登校の子どもの実態調査などを担当

2020

8月、第2子出産・産休・育休

(このときに、事業構想大学院大学に入学)

2022

6月、公益事業部 国内事業審査チーム チームリーダー

私の仕事

高齢者、障害者、子ども…多岐にわたる課題を俯瞰して捉える

公益事業部 国内事業審査チームでは、高齢者、障害者、インクルーシブな子ども、先端技術の活用など、様々な国内の事業の課題に取り組んでいます。例えば、「みらいの福祉施設建築プロジェクト」では、今まで福祉施設が閉鎖的だった原因を空間デザインにあると仮定して、福祉事業者と設計者や建築家が協働するプランをコンペ形式で実施しています。また、「もう一つの”家”プロジェクト」では、高齢者が住み慣れた自宅に近い場所で最期を迎えられるように支援しています。さらに、先端技術を活用して、なるべくタイムリーに、効率的に社会課題を解決できるような仕組みを考えています。刑務所を出た方の更生支援など、長年継続している事業もあり、3時間は話せそうですが…。調査中のものなどを含めると、15本ほどのプロジェクトが並行して走っていますが、それぞれ担当がいて、そのマネジメントをするのがチームリーダーである私の役割になります。

”深く狭い”知識人に”浅く広い”第三者が働きかけて起こす化学反応

それぞれのプロジェクトには研究者や専門家に協力していただくことが多く、ある程度会話ができないと事業創生はできません。そのため、多岐にわたる知識が必要です。ただ、専門家になる必要はなくて、浅く広くというスタンスで、あの事業とあの専門家を掛け合わせられないかとか、こちらの事業にも転用できないかとか、第三者的な立ち位置だからこそ提案できるものもあると、日々感じています。

個々の責任が重いからこそ意識するチーム・ビルディング

比較的若い人が多いチームなので、どこを深掘りするとよいか、何を調査すべきか、どんな人に話を聞きに行くとよいのか、次の課題はどこにあるのか。そういったプロジェクトを前進させるためのヒントを対話の中で出したり、一緒に考えたりしています。やはり、どうやったらアイデアを助成事業に落とし込んでいけるのか、調査研究事業にしていけるのかは、管理職側が関わっていかないと創りきれないものもたくさんありますから。チームリーダーになってからは、どうやったら各担当者のモチベーションを上げられるかなというのを一所懸命考えてきましたね。

もともと営利企業とは異なり、競争という意識があまりないのは、やはりいい装置だと思います。ただ、一人の裁量が非常に大きく、自分一人で作っていくものが多いので、意識的に「チームでやっているんだよ」と働きかけるように心掛けています。

育休を経て、管理職へステップアップ

私は2回の産休・育休をいただいています。1回目は社会から離れる不安が勝り、すぐに復職しましたが、2回目はすぐに復職しないように(笑)、育休中に社会人大学院で勉強しました。その後復職して、一時は育児、仕事、勉強と三足の草鞋を履いて、多忙を極めましたが、なんとか卒業しました。

日本財団は、産前産後休暇、育児休業はもちろん、短時間勤務、時差出勤や週2回のテレワーク、子どもの看護休暇、子ども手当、ベビーシッターの割引券など、 福利厚生が充実してます。女性が働きやすい風土はありますね。管理職になってから劇的に業務量が増えたので、アウトソーシングを利用して、家庭と仕事を両立させています。 

私から見た、日本財団

社会全体の仕組みや制度を変える基盤がある

私は、一人に向き合うよりも、制度を変えたり、仕組みを変えたり、世論を変えたりといった社会全体に向き合いたいタイプなのですが、それができる組織が日本財団だと思っています。唯一無二の組織だと思うので、日本財団で働いているということ自体が、私の人生にとってすごく大事だなといつも思っています。

様々な歴史の元に、アジア一の財源と先代の会長や役員の方々が作り上げてきた人脈があり、今のネットワークがあると感じています。その歴史の中で培ってきたものを駆使できるから、社会を変えることができる。それは、本当にありがたい環境だと感じます。

失敗も失敗ではない?チャレンジしやすい組織

先代の会長である笹川がいつも言ってたのが、「善良なる失敗」、「良かれと思ってやって失敗したことは、自分の責任にはならない」ということでした。「全部、自分が責任を負うから好きにやりなさい」と背中を押してくださっていました。そういう組織風土があるので、私

就職活動中の方へのメッセージ

自分が大事にしたい軸を考える大切な時間

私の場合は、「教育の課題に取り組みたい」という思いを軸に就職活動をしていました。民間企業にも内定をいただきましたが、インターン中に職員の向上心が高く、働きやすい環境に魅力を感じて日本財団に決めました。就職活動中はぼんやりとした不安も感じると思いますが、自分が大事にしたい軸を考える大切な時間でもあります。就職先を決めるということだけが目的にならないように、自分自身を見つめるとよいのかなと思います。

自分が大事にしたい軸を考える大切な時間<br />