世界の知と出会うたび、<br>未来の日本が見えてくる

Works / People

世界の知と出会うたび、
未来の日本が見えてくる

特定事業部 グローバル・イシューチーム

菊地 里帆子

Rihoko Kikuchi

Profile

宮城県名取市出身。2011年3月11日、11歳のときに東日本大震災を経験し、被災者として執筆活動を開始。武蔵野大学グローバル学部グローバルコミュニケーション学科に在籍中、 内閣府青年国際交流事業や日露学生会議の日本側代表に。英語、中国語、タイ語を習得する。好きなラジオ番組は『オードリーのオールナイトニッポン』。

入会後のキャリアステップ

2023

4月入会 特定事業部 グローバル・イシューチームに配属

日本理解促進プログラムを担当し、日本について研究をしている英国や北欧諸国の学生、講師に奨学金・助成金を出すための審査を行う

私の仕事

日本を研究する学生たちの費用をサポート

世界の価値観が多様化するなか、日本を深く理解し、国際社会でその魅力を伝えていく人材の存在はますます重要になっています。日本財団では、海外の大学院生を対象とした「日本理解促進プログラム」を通じて、国際的な知のネットワークを育み、アカデミアと社会をつなぐハブとしての機能を担っています。

このプログラムでは、日本研究に取り組む英国や北欧5カ国の修士・博士課程の学生に奨学金を提供し、講師雇用や講座設置の支援も行っています。また、北米トップ校が連携するIUCへの日本語フェローシップの支援を通じ、高度な日本語教育の機会も提供しています。ロンドンやストックホルムを訪れ、各国のフェローと直接対話することで、研究トレンドや現場の課題を把握し、既存事業のさらなる発展につなげています。さらに、奨学金受給終了後も事業を越えてつながれるオンラインプラットフォームを整備し、世界で活躍する卒業生同士が互いのキャリアを支え合える環境づくりにも取り組んでいます。


「Asia Peace Innovators Forum 2025」
©️Salzburg Global / Christian Streili.

学生時代の国際経験を生かして海外出張へ

新卒1年目から、常務やチームリーダーなど上長とともに各国を訪れ、3年間で15カ国をまわりました。1回の出張につき、1〜2週間ほど現地に滞在しますが、学生時代はグローバルコミュニケーション学科で学び、アメリカ留学や中国との交流も活発に行ってきたので、その経験も活かせていると感じています。

フェローとの会話からやるべきことが見えてくる

私が所属する事業部は、特定の地域に限らず、世界が抱えるさまざまな課題にアプローチしていく部署なので、会長や理事長に随行し、フィリピンや中国などアジア各国で開催される国際会議に参加することもあります。緊張感のある場面も多いものの、各国の視点に触れられる貴重な学びの機会となっています。

視察では担当事業の現況を把握するとともに、奨学金で学ぶフェローの皆さんから研究内容を伺い、多様な視点に触れています。海外の学生がどのように日本を捉えているかを知ることは、知の営みに接する貴重な時間であり、大きな刺激です。こうした対話は事業の改善や新たな可能性を考えるうえでも欠かせない学びになっています。

私から見た、日本財団

個人の仕事が多いなかでワン・チームを感じる

グローバル・イシューチームは、複数名で一つのプロジェクトを作り上げるのではなく、一人が一件のプログラムを担当しています。他チームに比べると、一人一人の責任が大きなチームになるのではないかと思います。仕事の中で迷いがあれば、チームリーダーに相談することができます。チームリーダーは私のロールモデルで、彼女がチーム内のポジティブな空気を作ってくれていると思います。

海外出張が多いチームなので、誰かが帰国したらランチの時間に集まって、どんな国だったか、何を食べて、どんなことを勉強してきたかを聞くのが楽しみなんです。同期8人と揃ってご飯を食べることもありますし、違うチームの方と交流することもあります。

小さな失敗も大きな失敗もあったと思いますが、その都度必要な対話を重ねながら前に進める環境があります。新卒でも意見を伝えやすく、新規事業の提案やアジア・フィランソロピー会議などの運営にも関わるチャンスがあり、幅広い挑戦ができる職場だと感じています。

就職活動中の方へのメッセージ

人を消費せず、大切にする組織

東日本大震災で私は被災しましたが、その時すぐに被災地に駆けつけてくれたのが日本財団の方でした。日本財団への入会を決めたのも、「人を大切にしている」と感じたからです。実際に入ってみて、“風通しの良さ”というのが、“初動の速さ”に繋がったのかなと感じます。システム化されているというよりは、都度対応する方法を考える人たちが集まっている。物事の因数分解が好きで、他者の哲学を尊重しながら、世の中を面白がれる人と、一緒に働きたいと思っています。

人を消費せず、大切にする組織<br />