
Project
海と日本PROJECT CHANGE FOR THE BLUE
あらゆるネットワークを用い、
産官学民一体となった
活動を
日本財団が旗振り役となり、“これ以上、海にごみを出さない“という社会全体の意識を向上させることを目標とした、産官学民が一体となったプロジェクトです。
プロジェクト概要
海洋ごみの問題を自分ごと化するために
日本財団は、1962年に日本船舶振興会として発足して以降、海の豊かさを守るために様々な活動を実施してきました。そのなかで、昨今問題となっている海洋ごみの問題に着目し、海にごみを出さないという意識を社会全体で向上させるために、海に関心を持つ人を増やす活動を通じて、海の未来を変える挑戦を続けています。
プロジェクト詳細
多くのステークホルダーとの取組み
本プロジェクトは、日本財団がこれまで培ったネットワークを活かし、官公庁・NPO・企業・大学など、海洋ごみの問題に関わる多くのステークホルダーとともに実施しています。海洋ごみの問題は、社会全体で取り組む必要があり、またすぐに解決できる社会課題ではないからこそ、日本財団の強みである“あらゆるネットワークを用いた中長期的な目線での活動“が求められています。今後も日本財団自ら旗振り役となり、本プロジェクトを推進していきます。
社会課題を身近に感じる機会を創り、次の世代を育成する
本プロジェクトの活動の一つである「スポGOMI甲子園」。スポGOMIは、(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブが発案した、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加えた日本発祥の新しいスポーツです。「スポGOMI甲子園」は、海洋ごみの問題をより身近に感じてもらうために、日本財団が同法人と共催して2019年から実施している大会で、全国の高校生を対象にごみ拾い日本一を競います。日本財団は、この活動を通じ、競技として楽しみながら、高校生の海の課題への関心や気付きへ繋げていきます。

世界中にムーブメントを広げる

海洋ごみの問題は国内にとどまるものではなく、世界的に深刻化しています。そうした状況を踏まえ、2023年には、日本財団が企画・支援・総括を担当し、(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブとの連携のもと、スポGOMIのワールドカップを初開催しました。全21か国から代表チームが参加した本大会は、国を超えて海洋ごみの問題を考える良い機会となりました。2025年には第2回大会の開催も見据えており、日本財団では、海洋ごみの問題の解決に向け、世界中にムーブメントを広げる活動を続けていきます。
プロジェクト
関与メンバーの想い
日本財団では、ボートレースの収益の一部を財源とした事業以外にも、外部からの寄付金を用いた事業も行います。「スポGOMIワールドカップ2023」は、(株)ファーストリテイリングからの200万米ドルの寄付を活用し開催したものです。各県・各国での予選大会から最終決勝大会まで、プロジェクトに賛同してくださった国内外の企業やNPO、官公庁、大学など多様な関係者を巻き込みながら実施しています。世界的なムーブメントを起こすきっかけ作りに携われることは、日本財団の大きな特徴のひとつだと感じています。
海洋事業部 海洋環境チーム
吉野